2006年11月20日

匿名擁護は誰のため?

 インターネットの匿名性を擁護する人達は、実名で語ることを酷く嫌がります。
 また、実名を名乗ろうという人達に「ならばお前かが実名を出したらどうだ」と言ったりします。
 一件まともそうなに思えるのですが、とんでもない誤解でしょう。


 匿名が非難されるのは、匿名性を利用して罵倒や暴言を吐き、ネットで荒らし・炎上と呼ばれる行為をしている者達のせいです。
 その結果、匿名でいるのもどうか、という事になったのでしょう。
 この場合悪いのは匿名で暴言をはき続けるネットのチンピラ達が悪いのです。


 匿名擁護の連中に共通するのは、匿名での暴言には全く何も言わないことです。
 この人達に共通するのは、「もちろん暴言は許しませんよ」といいながらも決して匿名による暴言を非難しないところにあります。


 この人達が匿名を擁護する理由は次のようなものなんでしょう。


・匿名擁護の本音:

1、今後もネットで暴言をはき続けた
2、その為には自分の正体がばれない匿名が便利だ。



 こういう人達が匿名であることを擁護するために書き込む様々な理由は何一つ意味がありません。
 なぜならば、全てが荒らしを推進するための方便だからです。


 前のエントリー(匿名に隠れてる連中)でも書いたのですが、匿名性を維持するためにはぜったに守らなければならない事があります。
 それは、


匿名を使う際にはいかなる暴言も吐かない


ということです。
 匿名であると言うことは正体を隠すということにもなります。
 その結果、何処の誰がやったのか容易に断定できなくなります。
 お互い相手のことを知らない、相手が誰だか分からないから普段言えない事が言えたりします。それによって新しい考え方が出てくる事もあるでしょう。
 しかし、それはお互いに相手を尊重し合あうという前提が無ければ不可能です。
 匿名による暴言・罵倒について何も言わないような連中、それを避けられないと言ったり、我が儘というような者達の戯言に騙されてはいけません。


 匿名性の擁護に騙されてはいけません。
 匿名性を擁護する連中が守りたいのは、匿名性によって得られる暴言を吐く機会だけです。


 そもそも、実名であろうとなかろうと、暴言を吐くこと事態が間違ってます。
 削除されてしかるべきでしょう。
 まず、そこを非難しないことには匿名擁護をしても説得力がありません。
「あんた荒らしの手先だな」で終わります。
posted by 気ままにつれづれ・・・・・? at 07:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒らし・炎上・コメントスクラムを見て思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月18日

匿名に隠れてる連中

 インターネットの匿名性については賛否両論のようです。
 賛成の人もいれば反対の人もいる。
 ただ、反対の人に荒らし・炎上のような暴行に反対の人が多くて、賛成の連中に2ちゃんねらーのような横暴が大好きな人が多いのが問題の本質を表しているようです。


 匿名性の良いところは次のようになるでしょう。

・日常生活に影響しない
・どんな論争も日常にまで持ち込まれない


 ネット上で意見の対立が起こったときなどはこれが実に良く機能します。
 どれだけ言ってもネットの外での自分に影響を与えないのだから、普段は言えない事も言えるわけです。


 話はそれますが、ネットウヨクである俺もネットでならば結構思った通りの事も言えます。
 天皇陛下や皇室への敬意や、日本の核武装賛成、民主党・公明党・共産党・社民党への反対など。
 こういった事は、年との外の現実でも以前よりは言い出しやすくなってきましたが、まだまだ少数派。あまり市民権を得ているとは言い難い状況です。それが証拠に大手メディアであるテレビや新聞の論調はこれらに反対の方向で動いてるように見えます。
 しかしネットの中では匿名性に隠れて色々言えます。
 これは匿名性の良い面でしょう。


 また、それ故に対立する意見を持つ人達と接触した場合に、色々思ってることを言うことも出来るわけです。
 その結果ケンカになる事もあるでしょうが、それが現実に影響する事はないので遠慮はいりません。
 相手が実は会社の同僚だった、なんて事になったら実に気まずいものがありますから。


 しかし匿名性の利点を保っていくためには守らなければならない事もあります。


 既に書きましたが、匿名性は自分を隠すことで普段言えない事がいえます。
 一方でそれは、言いたい放題罵倒や暴言を吐けるという可能性すらも持ってしまいます。
 匿名性でやっていく為には、絶対に罵倒や暴言を出してはいけないのです。少なくともそういう姿勢や努力はしていくべいだし、結果が残せるようにする気持ちは大事でしょう。


 残念ながら匿名性擁護の連中にはこの姿勢がありません。
 匿名による罵倒や暴言を見逃し、それを非難する人達を攻撃します。



 匿名性擁護の連中の口癖はいつも決まってます。


「匿名性を否定するなら、なんであんたは実名を出さない」


 答えは簡単。


「あんたのような、匿名に隠れて暴言を吐く連中がいるからだよ」


 これについてはインターネットの現状について考えなければなりません。


 匿名で暴れ回ってるバカ共をヤクザ・チンピラと考えればもうちょっと理解がしやすくなるでしょう。
 あるいは人を襲う猛獣が近辺に放たれてるとも言えます。
 こんな状況になれば普通の人はどんな対応をするでしょう?
 普通、自分の家に閉じこもって戸締まりをするのではないでしょうか?
 相手が猛獣の類ならば、それなりの装備を調えた者達(警察が対処するんでしょうか? 詳しく知らないのでなんとも)に対処を任せるのが普通でしょう。
 また、ヤクザやチンピラの相手は普通の人間には荷が重すぎます。関わり合いを持たないようにするのがせいぜいです。


 今のインターネットは、ヤクザが横行し、猛獣が闊歩する危険な世界です。
 そういった危険な連中の拠点として2ちゃんねるが存在し、サイトやブログを運営している人達は常にその脅威にさらされています。
 こんな状況だからMIXIのようなSNSの利用者が増えてるのでしょう。
 また、ブログのコメント・トラックバックも承認制がついてるのでしょう。
 削除や書き込み禁止措置もその一環です。
 インターネットが安心して入りよう出来る空間ならば、こんなサービスや機能が付いてるわけありませんから。


 インターネットを徘徊しているヤクザの類である荒らしは、匿名性というものをつかってます。実名で暴言や罵倒を残していく者にお目にかかったことはありません。
 自分への非難は匿名性で回避し、他人にはそれを外すよう求める。そんな意見に耳を傾ける必要があるでしょうか?
 匿名性擁護の連中にしたって同じです。匿名で罵倒していく連中については何も言わず、それを非難する者を攻撃する。異常というしかありません。


 インターネットも社会の一部です。
 インターネットは現実の社会から独立した、全く別個の空間ではありません。
 現実でも非難されるような行為はインターネットでも非難されて当然です。
 罵倒や暴言など、現実でも容認される事はありません。陰に隠れてこそこそと井戸端会議している連中が、本人の目の前で何も言えずに陰口だけ叩いてる連中が尊敬される事はありません。
 匿名で暴言を吐くというのは、日陰で悪口を言うのと同じ様な行為といえるでしょう。
 王様の耳はロバの耳という童話と同じです。
 もし暴言が吐きたい、悪口が言いたいのならば、部屋の片隅で誰にも聞こえないくらい小さな声でこそこそと呟いていればよろしい。
 匿名性に隠れてネットに書き残す必要など全くありません。


 匿名性を擁護するならば、匿名性を悪用している連中を非難するのが筋でしょう。
 匿名で悪口雑言を書き連ねて行くから匿名性まで悪く思われてるんですから。
 そして、匿名性を擁護する連中は、こうした匿名の暴力を一切非難していません。これは匿名の暴力への協力でしかありません。
posted by 気ままにつれづれ・・・・・? at 10:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 荒らし・炎上・コメントスクラム対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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